小児矯正はいつ始めるべきか|顎の成長を利用できる時期

カテゴリ:小児矯正 | 公開日:2026-07-27 | 最終更新日:2026-08-19 | 点検日:2026-08-19 | 監修:川田 隆央(川田デンタルクリニック 院長(3代目)・歯科医師)

小児矯正はいつ始めるべきか|顎の成長を利用できる時期

小児矯正でよくいただくのが「いつ始めればいい?」というご質問です。答えはお子さんの歯並びと成長段階によって変わります。顎の成長を利用できる時期という考え方を中心に、開始時期をご説明します。

この記事の要点

  • 開始時期は歯並びの状態と成長段階で変わります
  • 乳歯と永久歯が混在する時期(6〜12歳ごろ)に行う治療があります
  • この時期は顎の成長を利用できることがあります
  • 永久歯が生えそろってから行う治療もあります
  • 気になったら早めに相談し、開始時期を見極めることが大切です

2つの段階

子どもの矯正は、大きく2つの段階に分けられます。

段階時期の目安主な目的
第1期(早期治療)乳歯と永久歯が混在する時期(6〜12歳ごろ)顎の成長を利用し、あごの土台や歯の生えるスペースを整える
第2期永久歯が生えそろってから歯を動かして最終的な歯並び・噛み合わせを整える

第1期で土台を整えておくと、第2期の治療が行いやすくなったり、抜歯を避けられる可能性が出たりすることがあります。ただし、すべてのお子さんが第1期治療を必要とするわけではありません。

顎の成長を利用するとは

子どもの顎は成長の途中にあります。成長期は、顎の発育の方向や大きさに働きかけられる時期です。大人になってからでは、顎の骨格そのものを大きく変えることは難しくなります。

たとえば、上下の顎の成長のバランスが崩れている場合、成長を利用してバランスを整えることが目的となることがあります。この「働きかけられる時期」は、お子さんの成長段階によって異なります。

早すぎても遅すぎても効果が変わります。だからこそ、開始時期の見極めが大切です。

始める時期の目安

「何歳から」と一律には言えませんが、次のような場合は一度相談する目安になります。

歯並びが悪くなる背景は 子どもの歯並びが悪くなる原因 をご覧ください。

早めに相談する意味

「相談=すぐ治療開始」ではありません。早めに相談する意味は、次の点にあります。

「今は経過を見ましょう」という判断も、大切な結論の一つです。定期的に成長を確認しながら、適した時期を見極めます。

費用と期間について

小児矯正に健康保険は原則として適用されず、自由診療となります。費用は全額自己負担です。当院の費用は次のとおりです。

項目費用(税込)
小児矯正(お口全体)440,000〜1,100,000円
反対咬合(受け口)の治療110,000円
お口周りのトレーニング装置3,300〜110,000円
診断検査料33,000円
調整料(来院1回あたり)4,400〜5,500円

すべて税込金額です。当院は必要な装置を必要な時期に使う方針のため、装置1つあたりではなく治療全体の費用としてご案内しています。

治療期間の目安は、開始時期と装置によって異なります。当院の床矯正(SH療法)では小学校低学年で5〜6年、中学生で3〜5年、ワイヤーによる方法では第1期・第2期がそれぞれ3〜4年です。通院は3〜4週間に1回が目安で、動かし終えたあとは後戻りを防ぐ保定の期間が加わります。

検査のうえ、必要な装置と総額・期間をご説明してから治療に入ります。当院は上野毛駅から徒歩1分、二子玉川・等々力方面からもお越しいただけます。

記載の期間・回数・費用は目安です。お口の状態や全身の状態により異なり、実際の治療方針は診察のうえ判断いたします。

矯正治療のリスク・副作用

矯正治療のリスク・副作用

  • 装置の装着後、数日間は痛みや違和感が生じることがあります
  • 歯の動き方には個人差があり、治療期間が想定より延びることがあります
  • 歯根が短くなる(歯根吸収)ことがあります
  • 治療後に保定装置を使用しないと、歯並びが戻る(後戻り)ことがあります
  • お口の清掃が不十分だと、むし歯や歯肉炎が生じやすくなります
  • 健康保険は原則として適用されず、自由診療となります(一部の先天性疾患等を除く)

よくあるご質問

小児矯正はいつから始めるべきですか?
お子さんの歯並びと成長段階によって変わります。乳歯と永久歯が混在する時期(6〜12歳ごろ)に顎の成長を利用する第1期治療と、永久歯が生えそろってから歯を動かす第2期治療があります。顎の成長を利用できる時期は早すぎても遅すぎても効果が変わるため、開始時期の見極めが大切です。
相談したらすぐ矯正を始めることになりますか?
いいえ。相談したからといってすぐ治療を始めるわけではありません。今すぐ治療が必要か、経過を見てよいかを含めてご説明します。今は経過を見ましょうという判断も大切な結論の一つで、定期的に成長を確認しながら適した時期を見極めます。
早く始めたほうが良いのですか?
早ければ良いというものではありません。顎の成長を利用できる時期は早すぎても遅すぎても効果が変わります。だからこそ開始時期の見極めが大切で、気になったら早めに相談して現状を把握しておくことをおすすめします。

出典

※ 本記事の掲載内容は一般的な情報です。症状や適応には個人差があり、実際の治療方針は診察のうえ判断いたします。費用は2026-08-19時点の税込金額です。

※ 点検日(2026-08-19)は、監修者が記事内容を点検した最新の日付です。内容に実質的な変更があった場合は最終更新日を更新します。

川田デンタルクリニックについて

お子さんの矯正の開始時期についてご相談ください。今は経過を見てよいかも含めてご説明します。

所在地
〒158-0093 東京都世田谷区上野毛1-25-10
電話番号
03-3701-0550
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